ヒポクラテスの昔から、ヒトは痛むところに手をあててきました。
癒し、癒されるきほんの手あて。手をあてて治癒が起こる不思議をご紹介します。
痛みは体からのサイン
痛いところを押したり揉んだりしても一時的に楽になるだけ。
私もかつて、そのような体験をしました。
私たちが大切にしているもの
誰しもが母親の胎内で十月十日を過ごして、この世に生まれてきます。
筋肉、骨格という目で見てわかる、触れられるこの肉体は「テンセグリティ」という特殊な構造に例えられます。

木の棒とゴムでできたこの模型は、互いに支えあってバランスを取りながら形を保っています。
ヒトの体もおなじように筋肉と骨格は引っ張ったり、引っ張られたりして前後左右のバランスを取る。その結果、私たちは2本の足で歩くことができます。
歩くことがヒトの証
ヒトがほかの哺乳類と異なるのは、二本足で直立歩行ができるからです。
体はそのためにデザインされていると言っても過言ではありません。
スーパーで牛乳を買いました。
左手にビニール袋を持ったら、体はすこしだけ右に傾きます。
そしてバランスを取りながら歩きます。
このとき、どっちの足から出そうかとか、目線を上げて青信号を確認して…
などといちいち考えたりしません。無意識のうちに体が動いて絶妙なバランスを取り、買いもの袋を落とすことなく家まで歩いて帰ります。
痛みが取れるのはあとから、まずはしっかり立てること
当院は治療院を掲げていますので「痛いのを楽にしてほしい」という方もお越しになります。
初回のカウンセリングで話をお聞ききすると、夜眠れないんです、便秘気味なんですなど、ほかにも悩み抱えている方がいます。このような症状も根本をたどると【姿勢のゆがみ】にたどり着きます。
そのような時、まずは骨盤の位置を安定させて2本の足でしっかり立てることを目標にします。
生まれてきた赤ちゃんの知能が急激に発達するのはいつでしょうか。
それは、腰が据わって遠くを見渡せるようになった時期と重なります。

腰が据わる=骨盤が安定し、背骨にまっすぐに重力がかかる。
このことが脳をはじめとする体の働きを目覚めさせ、自己治癒力を最大限に発揮させる理想的な姿。
痛みなく歩けるには、背骨にまっすぐ重力がかかることが重要です。
その結果、体の動きがスムーズになる、肋骨が上がって呼吸がしやすくなる、血行が回復して手足が冷えにくくなる、免疫力が高まって風邪をひきにくくなるなど根本的な体質改善につながります。
手あてを継続していると、気がついた頃には「あれ、そういえば痛くない」と感じることでしょう。
もし、寝そべったり画面をのぞき込んだりして姿勢がゆがんだままだったら、体から「痛み」のサインが出続けることになります。
その場しのぎでない、根治を目指します
当院の施術は、痛いところを押したり揉んだりするのではないことが伝わったでしょうか。
一人ひとり体のクセやこれまで生きてきた経験は異なります。
手をあてて「あなた」のバランスの崩れを修正する手あては根本的な体質改善を目指します。
骨盤の位置が安定し両足でしっかり立つことで自然と首・肩・背中の力が抜けてきます。いまの体の悩みを解消するだけでなく、気持ちにも余裕が生まれる健康美を目指しませんか。
初回施術の流れ
①カウンセリング
最近の気になる症状、これまでの病歴、日常生活でのお悩みごとなど心と体に関することをお尋ねします。

②検査
施術前に気になっているところを中心に姿勢や動きを確かめます。
痛みの有無と腕の上がり方など動きの範囲を見て行きます。

③施術
背骨、肩甲骨、骨盤など主要なところに手をあてて体の状態を見極めます。気になることがあれば、施術中でも遠慮なくお尋ねください。

④説明・再検査
施術後に体の様子と本日行った施術の内容をご説明します。
あわせて、次回までのセルフケアなど注意事項もお伝えします。

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