「指圧をしていると腰が痛くなって…」という声を例年、聞いています。
かつては私自身もそうでした。
施術をして患者さんが楽になることはもちろんですが、その前に自分の身を守ること。徒手療法をしていて自分の身体を壊してしまっては本末転倒です。
カラダがうまく使えると鍼もうまく刺せるようになります
これは、本当の話。
20年以上にわたって学生を指導してきましたが、あるとき「鍼も打ちやすくなったんです」という感想を伝えてくれた方がいました。
指圧をする時の姿勢や安定した体重移動、やわらかい手指をつくることなど、徒手療法が上達することはそのまま鍼灸が上達するキッカケにもなります!
「徒手療法の楽しさを伝えたい」
医学の祖・ヒポクラテスの時代から、手が持つ可能性は文明を発達させるとともにヒトを癒す手段として使われてきました。ヒトは生まれながらにして「自らを癒す力=自然治癒力」を備えています。解剖学に基づいた知識と体系化されたトレーニングを行いながら、一生モノの技術を身につけませんか。
指圧ゼミで身につくこと
体軸理論による身体の使い方
日常的な体の使い方は大きく4つのタイプに分かれます。
自分自身のからだの特徴を理解し、指圧やマッサージをしても腰を痛めないスキルを身につけます。
浪越式指圧の基本施術
浪越式指圧は床(畳)のうえで行うという特徴があります。床をとらえて骨盤と足腰を安定させることで無理のない体重移動ができるようになります。その結果、ベッドでの施術にも応用できます。
また、全身に660ある指圧点を押すことにより血液循環の促進と筋疲労の回復を促して自己治癒力を高めます。
機能解剖学(筋肉と骨格の触察)
解剖学の知識に基づいて筋肉、骨格を正確に触診できる力を身につけます。
症状を引き起こす原因となる患部を見分ける方法など、施術に必要な考え方もお伝えします。
浪越指圧について

体表の一点を親指で押す。
SHIATSUを世界に広めた浪越徳治郎氏が体系化した浪越指圧の基礎をお伝えします。
(内容)
#1:座位指圧
#2:伏臥位 背部の基本指圧
#3:伏臥位 下肢の基本指圧
#4:仰臥位 上肢の基本指圧
#5:仰臥位 下肢の基本指圧
#6:仰臥位 頭部・顔面・胸部の指圧
#7:仰臥位 腹部の指圧
#8:側臥位 頚部・背部の指圧
手技療法を学ぶと、ほかにもこんな力が身につきます!
1)触れて身体をみる力
相手に触れて「どこがどのようになっているか」を繰り返し確かめることで、体を多面的に捉える力が身についていきます。2)体軸の通ったブレない力
施術する際はつねに身体の中心軸(体軸)を意識します。そのため、施術を続けていくと自分自身も肩の力が抜けて地に足の着いた自然な姿勢になります。3)施術を組み立てる力
姿勢のゆがみ、筋肉の状態を観察して「客観的に特徴を捉える」ことを意識づけします。そして、相手のからだの特徴に相応しい施術は何かを考えます。これにより施術を組み立てる想像力を養います。
開催概要
金曜開催・大森指圧ゼミ
◇開催 月1回、金曜日(不定期です)
◇時間 金曜午後(13:00~17:00の間)
◇定員 10名
◇参加費 1回 1,000円+会場費を人数割します
◇会場 エセナおおた
問い合わせは随時、受け付けています
・授業後または授業前の午後に行っています
・定員制のため希望者が多い場合は順に受付します
・お問い合わせフォームまたはLINEよりご連絡ください
個人指導も承ります
徒手療法の個人指導も行っています。
興味のある方は、以下をお読みいただいたうえでお申し込みください。
参考動画)指圧実技・基本の型7選
指圧実技の手順をYouTubeで紹介しています。
【目次】指圧実技・基本の型7選
001 側臥位002 伏臥位 背部
003 伏臥位 下肢
004 仰臥位 下肢
005 仰臥位 上肢
006 仰臥位 頭部・顔面・胸部
007 仰臥位 腹部
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