6月も下旬ですが連日、30度近くになる日が続いています。
これからは薄手の服にサンダルと涼しい格好をする季節です。
素足にサンダルを履いて歩くと、足元が気になりますね。今回は夏に向けて足元を整えるという話を綴ります。
気になる足のむくみ
素足にサンダルを履くと足元に目が行きます。
すらっとした足首やスッキリ引き締まった足の甲は憧れの的。
しかし夕方になると足がむくんで靴下のあとがついてしまったり、足首のくびれが見えなかったりすると、サンダルを履くには躊躇してしまいます。
足がむくんで見えるのには、2つの理由があります。
ひとつは血液の流れが滞っている状態。もう一つは足の骨が歪んでしまっている状態です。
例えば冷房の効いたオフィスで一日中、デスクワークをしている女性のケースです。
長時間座っていると、重力の影響で足元に血液が下りてきてしまいます。そこに冷房による冷えが加わることで血液が流れにくくなり、夕方には足首が太くむくんで見えてしまいます。

そのような場合はひと晩横になって寝ると、翌朝には足のむくみが消えて元の状態に戻っていることが多くあります。いわゆる生理的浮腫と呼ばれる状態です。
一日の終わりにゆっくりとお風呂に入って、血液やリンパを流すようにすればよいでしょう。
厄介なのは骨の捻じれ
2つ目は過去に足を捻挫したことによる骨の捻じれです。
具体的には、脛骨と腓骨の幅が広がってしまい、その結果として足首が太く見えてしまうケースです。
このケースでは、ひと晩寝ても足首は本来の状態に戻ることはありません。
見た目がむくんでいるように見えるだけでなく、足裏からの力の伝わり方も捻じれて伝わってしまいます。
長期的に見ると足首の捻じれは股関節痛や膝痛の原因となることがあります。
そのような際には、足首の骨を調整することをお勧めします。
足首にある距骨(きょこつ)と踵骨(しょうこつ)の位置を整えることで、足首がスッキリとまとまり、足裏からの力もまっすぐに伝わり歩きやすくなるので一石二鳥です。

足元を見られる、とはよく言ったもので足首のケアは普段、怠りがちなところでもあります。
サンダルを履くと目につきやすい夏に向けて、今のうちに足元(足関節)を整えてみませんか。
当院では足関節の骨格調整を行っていますので、気になる方は遠慮なくご相談ください。
おまけ)自分でできる足元のケア
足元をセルフケアするのに手っ取り早いのは、足首を動かすことと履きものを変えることの2つです。
順に紹介します。
1.湯船に浸かって足首をバタバタさせる
お風呂に入って、水泳のバタ足のように足首を動かします
そうすることでふくらはぎの筋肉が刺激されて、血液やリンパのめぐりが改善されやすくなります
2.鼻緒のついた草履やサンダルを履く
ふだん革靴やクロックスを履いている人は、思い切って自宅では足半(あしなか)を履いてみてはいかがでしょうか。足の指と土踏まずが刺激されるので、慣れてくると足裏が安定して心地よいですよ
