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忙しい毎日にサウナや銭湯が効く理由

サウナ 銭湯 マッサージ 血液循環

残業が重なったり、満員電車での通勤時間など。
仕事が終わってもスマホやパソコンに囲まれて過ごしている人も多いでしょう。

一日が終わる頃には肩が重く、足はむくんでしまう。アタマの奥もなんとなくすっきりしない…モヤモヤした日が続くと「今日はサウナに行ってスッキリ整いたい」と感じる人もいます。

サウナは特別なものではなく、日頃の疲れをリセットする習慣のひとつです。
またサウナはなくても銭湯で交互浴をしている人たちも見られます。小杉湯のある高円寺には週末は多くのお客さんが銭湯を楽しみにやってきます。

サウナや銭湯は確かに気持ちよく、整った感じがします。
そして、体のなかでは血液の流れや神経の働きが大きく変化します。体は普段と違う状態へと切り替わり、それが「整う」と感じる感覚につながっています。

今回はのブログでは、サウナや銭湯に入ると体にどんな変化が起きているのかを生理学の視点から綴って参ります。

サウナに入ったときの体の反応は?

サウナ室の温度はおよそ70〜100℃ほどです。
普段の生活環境と比べるとかなり高温です。

サウナに入ると、体はまず「リラックスしている」というよりも「強い熱を受けている」と判断します。生理学的に、これは熱ストレスと呼ばれる状態です。

体温が上がり始めると、体はそれ以上温度が上がらないように調整を始めます。
皮膚の血管が広がり、心拍数も増えて自然と汗が出始めます。これらはすべて体内の熱を外へ逃がすための反応です。
サウナに入ると体がじんわり温まり、手足の末端まで温かくなるのはこの血管の拡張によって血液の流れが促進されるからです。

サウナで起きる血液循環の変化

サウナで体が温まってくると、今度は熱を逃がすために血液を体の表面へ送り出します。
そのため普段はそれほど血流が多くない手足の末梢血管まで血液が届くようになります。

血液の流れがよくなることで酸素や栄養が届きやすくなり、疲労によって生じた老廃物も回収されていきます。サウナのあとに体が軽く感じられるのは、この血液循環の変化が影響していると考えられます。

また心拍数も上がるため、サウナ浴中の心臓は軽い有酸素運動をしているときに近い状態になるとされています。筋肉はほとんど動いていないのに、循環器系だけが運動しているような状態になっています。

現代人は血液循環が滞りやすい

オフィスで働く人の生活はどうしても体を動かす機会が少なくなってしまいます。長時間のデスクワークや同じ姿勢での作業が続くと、筋肉は緊張し、血管も収縮しやすくなります。

このような状態では血液の流れが滞りやすくなり、筋肉に十分な酸素が届きにくくなります。疲労物質もたまりやすくなり、肩こりや腰の重さ、体のだるさとして感じられることがあります。
サウナに入ることで血液の流れが一時的に良くなると、こうした状態が少し解消され、体が軽く感じられるのです。

自律神経の切り替え

サウナのもう一つの特徴は、自律神経への影響です。
平日の忙しい日常では、私たちはつねに集中と緊張を強いられています。これは交感神経が優位になっている状態です。仕事や時間に追われる生活が続いていると、体はなかなかリラックスモードに入れません。

サウナや銭湯で体を温めたあと水風呂や休憩をはさむ交互浴の流れは、自律神経にとって大きな刺激になります。サウナでは交感神経が働き、そのあとの休憩では副交感神経が優位に切り替わっていきます。
自律神経の切り替えによって普段の緊張が抜けて血行が良くなり、頭がすっきりしたり眠くなったりするのです。

「循環を整える」意味ではマッサージも同じです

ここまでサウナや銭湯の話をしてきましたが、血液循環を整えるという視点で見ればマッサージや指圧も同様の働きがあります。

マッサージを受けると、手指の圧や刺激によって筋肉がゆるんで周囲の血管が広がりやすくなります。そしてその部分の血流が改善し、筋肉にたまっていた疲労物質が流れやすい環境になります。
肩や腰がこっているとき、マッサージを受けたあとに体が軽く感じられるのは、この血流の変化が関係していると考えられています。

指圧 高円寺 あい治療院 不眠

サウナが体全体の血流を一気に促す方法だとすれば、マッサージは体の状態を見ながら必要な場所の血液循環を整えていく方法といえるでしょう。
とくに首や背中、お腹は自律神経とも関係が深い場所です。こうした部分の緊張がゆるむことで呼吸が深くなり、体全体の力が抜けやすくなります。

サウナのあとに感じるあの「ふっと力が抜ける感じ」をマッサージや指圧でも感じることができます。

忙しい人ほど体を整える時間が必要です

都心で働く人の多くは通勤に多くの時間がとられてしまい、運動の時間がなかなか取れません。仕事上のストレスが多い生活を送っている人もいるでしょう。
そんななかでサウナに行ったり、マッサージを受けたりする時間は単なるリラクゼーション以上の意味を持っています。

手足など末端の血液循環を整え、体の緊張をほどいて疲れを回復しやすい状態を取り戻す。それは忙しい毎日を送るうえで必要な小さなメンテナンスです。
最近、体が重いと感じている人や疲れがなかなか抜けないと感じる人は、血液循環を整える方法を試してみるのもよいですね。

体の調子が整うと、自然に仕事の集中力や日常の過ごし方まで変わってきます。
よい成果を実らせたいなら、よい状態で仕事に向き合う体づくりを続けてみてはいかがでしょうか。

参考文献

サウナ浴による心血管系の急性反応
Hannuksela ML, Ellahham S. (2001)
Benefits and risks of sauna bathing
American Journal of Medicine

結合組織マッサージと末梢動脈疾患
Castro-Sánchez AM, et al. (2011)
Connective tissue reflex massage for type 2 diabetic patients with peripheral arterial disease: randomized controlled trial
Evidence-Based Complementary and Alternative Medicine.

クラシカルマッサージと下肢血流
Palalı I, Altındağ Ö. (2025)
Comparison of Acute Effects of Classical Massage and Connective Tissue Massage on Lower Extremity Blood Flow Changes

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