3月19日に「はじめての訪問マッサージ」講習会を開催しました。
当日は10名の方が参加され、約2時間にわたって講義と実技を行いました。
テーマは「在宅療養の考え方と高齢者の機能訓練」
この春にあん摩マッサージ指圧師の資格を取得した方を対象に、お話させていただきました。
・療養生活を送っている高齢者の身体的特徴
・高齢者に鍼灸、マッサージを行ううえでのリスク管理
・ケアプランの一環として鍼灸、マッサージを行うには
私自身も訪問マッサージに関わり10年近くになります。
これまでの経験をもとに、具体的な症例を挙げてお伝えしました。
また、後半の実技では高齢者のバランス能力を理解することをテーマにしました。
今回の講習会で最もお伝えしたかったのは、この1枚のスライドです。
ヒトの姿勢を4つの状態に分けて、現場で求められる座位確保の訓練方法をお伝えしました。
ヒトの4つの姿勢
・臥位(寝ている状態)
・座位(座っている状態)
・立位(立っている状態)
・歩行(歩いている状態)
座っている状態で安定を保つためには、腹筋、背筋などの体幹の筋力が必要です。
高齢者に無理の少ない状態で姿勢を保つためにはどうしたらよいか。
4つの姿勢を理解することは機能訓練を行ううえでも欠かせないと考えています。
当日、講習会に参加された方の感想を掲載します。
今後、自分が進んだ道の中で、こんな症状の高齢者の方がいるのか、や関わり方など様々なことが勉強になりました。
また、質疑応答の中では受領委任に関することもお話してくださったことで、自分が疑問に思っていたことも解決できました。
先日は講習会、お世話になりました。分かりやすい内容でした。
今までみたり、聞いたりした機能訓練は、マシーンを使用したり、何メートルか歩いたりなど、講習会のものよりもハードでした。
講習会で、あれぐらいのソフトな感じでも効果がでると、今回はじめて知りました。
目標別(例えば、座位の保持や寝返りをできるようになど)の機能訓練の種類などを知りたいと思います。
先日の講座ですが、さすが神田先生、慣れていらしてお話がとてもスムーズでお上手でした!
資料にはメモがいっぱいになりました。
今後の講座予定もとても興味あります!可能な限り参加させて頂きます。
初めて関わる仕事では、右も左もわからないことが多くあると思います。
4月以降は訪問マッサージの現場で求められる「変形徒手と機能訓練」をテーマに講座を開く予定です。