高円寺駅北口徒歩5分|平日 12:30~20:30 土日 10:00~18:00|LINEからご予約を承ります

子どものころからギックリ腰でお悩みの女性の一症例

「3月の終わり位にギックリ腰を」やってしまって…。
とおっしゃる女性の方にどのように施術を行うのか、考え方を残しておきたいので綴ります。

悩みはヒトの数だけある

ギックリ腰、嫌ですよね。
西洋では「魔女の一撃」と言います。それくらい、辛い。

5つある腰の骨に上半身の全体重がかかるので、ふとした拍子に。
例えば、重たいものを持ち上げるときに
または、ベッドから起き上がるときに
もしくは、くしゃみをしたときに… 腰に痛みが走ります。
そして、しばらくの間、動けないでじっとしている。

このような状態が、およそギックリ腰と呼ばれる状態です。
先日、お越しの方(30代・女性)もギックリ腰を繰り返していました。

カウンセリングでお聞きすると、
今回のギックリ腰は、咳をしたときに腰に痛みが走ったとおっしゃいます。
そして、何度も繰り返していて、初めてギックリ腰の状態になったのは、小学校の頃だそうです。

長年繰り返している腰の痛みは、一度ではよくなりません。
定期的に施術を行って体の状態を少しずつ底上げしていくことになりますので、まずはそのことを伝えます。
腰の骨を支えて、バランスをとるためには腰とお腹にある程度の筋肉が必要です。
今まで使っていなかった筋肉を使えるようになるまでには、早くて3カ月。安定するまでに長い場合は半年ほどかかります。

そして、ギックリ腰を繰り返す人の多くは、腰のほかに少なくとももう一か所、バランスを崩しているところがあります。それがどこなのかを見極める必要があります。

ぎっくり腰のときに見るべきところ

事前の説明をしたうえで、まずおなかの様子を確かめます。
腰をよくするのに【おなか?】と感じる方も多いことでしょう。

腰や背中の筋肉は、いわば後ろ側から背骨を支えています。
姿勢をますぐに保つためには、背骨を前側から支える筋肉も必要です。
それが、おなかの筋肉。
腰痛の方には必ず、確かめておくべきポイントです。

おなかに触れてみると、案の定やわらかいところと硬くなっているところの偏りがあります。
今回の女性の場合はとくに左の下腹部に硬さが感じられました。
それは表面だけではなく、おなかの奥のほうにある筋肉も硬くなっていることが考えられます。
おそらく左の大腰筋の硬さを手でふれているのでしょう。

腸骨筋と大腰筋は、両方合わせて腸腰筋とも呼ばれます。
そしてこの2つの筋肉と連動して働く大腿四頭筋、太ももの前にある筋肉です。
これらの筋肉も施術の対象になります。

そしてもう一つ。
重いものを持ち上げるときに腰に痛みが走った…
ということは、腕に力を入れたタイミングで腰にも刺激が伝わったこと意味しています。
つまり、腰と腕をつなぐ筋肉が対象になります。
この筋肉(広背筋)もお客様の腰痛を解消するうえで施術の対象となります。

ジムで筋トレをしていて広背筋をしている場面、よくありますよね。
そのときにも実は、骨盤が安定していないと広背筋が本来の動きをすることができずに腰を痛めてしまう事態になってしまいます。

腰の痛みはさまざまな原因で起こりますが、今回のお客様は比較的、理由がはっきりしているほうでした。
突然、起こるぎっくり腰はマッサージだけでは痛みが解消しずらいケースがあります。
そのような場合は、①関連する筋膜、筋肉を緩めることと②骨格の捻じれを本来の位置に修正していくことで症状を緩和していく手順で施術を行っています。

体の不調を感じたら、無理せずにプロの手を借りるのもひとつの方法です。
ご予約、ご相談はLINEからお気軽にご連絡ください。

よかったらシェアしてね!