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ボールを蹴り損ねて股関節を痛めた時の対処について

サッカー 骨盤 股関節 整体

高校生男子。
学校でサッカーをしていて、ボールを蹴ろうとしたときに蹴り損ねて足がすべり転倒。
腰をひねった際に軸足の左股関節にも大きな力が加わり、腰が引けて片足を引きずるような歩き方になり、来院されました。

スポーツによるケガは医療機関を受診するかどうかの見極めが重要です。
とくに下肢のしびれを訴える場合には、マッサージや整体は適応の範囲外となります。
まずは整形外科を受診して、レントゲンを撮影してもらうことがファーストチョイスです。

そのほかにも、いくつか確かめるべきポイントがありますのでここでまとめておきます。

①立位姿勢の確認
②あお向けに寝て、足を伸ばせるかどうか
③足を伸ばした状態で上前腸骨棘の位置の確認
④健側の足を伸ばして、患側の足を伸展挙上できるかどうか
⑤両膝を立てて、左右に腰を捻じれるかどうか

いずれも、本人に痛みの程度を聞きながら姿勢や動きを確かめます。
上記のチェックポイントで坐骨神経の走行に沿って足が痺れるようであれば、その場で医療機関の受診を勧めます。

10代の中高生がスポーツをしていて腰に大きな荷重がかかった場合、腰椎分離症となるおそれもあります。
しびれの有無を聞くとともに、骨折していないかどうかを確かめるには叩打痛の確認も必要です。
参考)叩打痛|柔整ナビ

ひと通りの確認をして、手技療法の適応と判断できれば施術に移ります。
今回の症例では、左の鼡径部(足のつけ根)あたりに痛みの訴えがありました。

所見としては
・上前腸骨棘の左右差
・左鼠径部の圧痛 があり、
・痛みのため腰を捻じって寝ていました

手技療法を行う場合、「クライアントの姿勢をまっすぐに整えてから施術しましょう」という言い方をしますが、痛みがある状況では教科書通りには行きません。

相手の最も楽な姿勢を取ってもらい、骨盤が浮いていればベッドと骨盤の間にバスタオルを入れて隙間を埋める、などの工夫をします。そして、からだの緊張が抜ける姿勢になってから施術が始まります。

まずはじめに、左右の腸骨稜にそっと手をあてて反応を見ます。
痛みがある状態ですから、強く押したり揉んだりはできません。軽く触れて軟部組織の緊張を緩めたあとで、骨格の調整に移ります。

骨盤は体幹の土台となる部位ですので、ここを本来の状態に戻していくことが次のステップです。

仙骨を中心にして、骨盤には左右の仙腸関節、恥骨結合、腰仙関節、左右の股関節と6か所の関節面があります。

腰をひねった、尻もちをついたなどの場合には、この6つの関節のいずれかに大きな力が加わって痛みを引き起こす原因となります。

一つひとつ、手をあてて確かめながら関節面を整えていきます。
ずいぶんと長い時間が経った気がしましたが、ひと通りの施術を終えて約30分。
左鼡径部の痛みはまだあるものの、施術後には足を引きずらないでゆっくり歩けるまでに回復していました。

成長期の骨折、捻挫や外傷はその後の発育に大きな影響を与えます。
このクライアントさんは、翌日も含めて5回ほど続けて集中的に拝見させていただきました。
股関節、膝、足首はつねに体重がかかる部位ですので、発症後すぐに骨格を整えておくことが大切です。

1週間後にはいつも通り部活に参加できたとのうれしい報告をいただきました。
どうぞ思いっきり部活を楽しんでくださいね!

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