長野からお越しの70代の男性。
昨年、夏にワクチンを接種してから手のむくみと指が動かしづらい。
右腕が上がらなくなったので、仕事が続けられない…との訴えでお越しになりました。
聞けば、接種直後には高熱が出て医療機関を受診されていたとのこと。
年齢のこともあり、健康に過ごしたい気持ちからワクチン接種をしたのですが、1回目を経験したあとは怖くなってしまい、2回目以降は控えていると話されました。
これまでに何人か同様のケースの方を施術してきましたが、ほぼ同じ現象が起きていました。
・2,3日痛みが続いた
・高熱が出た(38度以上)
・痛みは引いたものの、腕を上げづらくなった
・胸のあたりが締め付けられる感じがしている
最近の生活状況や過去のケガ、かかった病気のことを伺って、気持ちも落ち着いた頃に施術を始めさせていただきました。
手をあててしばらくすると…
・肩まわりの筋肉がゆるみ
・軟部組織(おそらく筋膜だろうと思います)の「ねじれ」がふわーっと解放していく手ごたえを感じました
患部にやさしく手をあてていると、皮膚が一定方向に伸びていく感覚があります。
クライアントさんは施術を受けてこの感覚をハッキリと体感する方もいれば、「当てている手があったかいです」と感じる方もいらっしゃいます。
その間、数秒から十数秒なのですが、この反応が終わって手を離すと触れていた皮膚や筋肉が柔らかくなり柔軟性を取り戻したことが分かります。
ねじれって何ですか?と聞かれることもよくありますが、ふわーっと緩む前の硬さのある状態を指して「ねじれていた」と表現しています。
施術後には
・上着の袖を通しやすくなり
・右腕も左と同じくらいくるくる回せるようになりました
ご本人からは「あぁ、これでよかったんだ」という安心される表情が見られました。
お父様を連れて来られたのは娘さん。
「お父さん、よかったね!」と嬉しそうに見つめている姿を見て、私も涙腺が緩くなりました。
その後の経過を確かめるために「また1か月後にお越しください」とお伝えしています。
追伸)
その後、娘さんからお知らせをいただいたので追記します。
嬉しい報告をいただき、ありがとうございました!
※患者様のプライバシーに配慮しています、写真はご本人と関係ありません。