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首にふれずに首の痛みが消失した症例、授業の合間の施術による変化。

サッカー 脳震盪 首の痛み

専門学校で講師の仕事をしていると、授業中に学生さんが「◯◯が痛いんですけど…」と声をかけてきます。
その場で変化を感じてもらうのも教育のうち、と思いつつ施術をすることがあります。

日曜日にサッカーをしていて倒れ込み、ムチ打ちのようになった。
水曜日の今日もまだ首が痛いです…という訴えでした。

サッカーの試合を撮影していたので、ちょうどそのときの動画も見せてもらいました。
ゴールキーパーをしていた彼はジャンプしたあとで倒れ込み、右の太ももから地面に倒れ込みました。
倒れる途中、首がほかの選手と接触して大きく傾いたのもわかります。
軽い脳震盪を起こしたようで、前後のことはしばらく覚えていないと言います。

このようなケースでまず配慮しなくてはならないのは、首への施術。
3日後とはいえ、リスクを踏まえると首には触らずに施術をしたいと考えます。

まず背中を中心として全身の評価を行います。
そして、患部と思われるところを一か所ずつ調整していき、その都度、動きを確かめます。

最初に行ったのは骨盤の調整。
そして次に触れたのは、地面に衝突した右の大腿部、臀部。
急性の場合、衝突した場所に掛かる力が背骨を伝わって上半身に影響することがあります。

そして、右の肋椎関節(Th3-7)の調整。
ここにも必要以上の力が加わって頚部への影響を及ぼしていると考えられます。
最後に呼吸の状態をチェックして、施術を終わりにしました。

「これで起きて、確かめてみて」
と言うと、驚いたのはその学生です。

首を左右に動かして、「うそ!」とでも言わんばかりの表情でこちらを眺めています。
「痛くないんですけど!」

その間、15分位だったでしょうか。
首に直接、触ることなく動きが出るようにする。
痛みもほとんどないようです。

実技指導の合間のことだったので、応急的な施術になりました。
また、本人のプライバシーに配慮して写真等はありません。

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