介護を必要とする高齢者は、日中の多くを部屋の中で過ごしています。
折しもコロナ禍で私たちが体験したように「外出しちゃダメ、ずっと家のなかにいなさい」という状況になると、どんなことが起こるでしょうか。
・体を動かす機会が減り、運動不足になる
・一日中、同じ場所にいると気持ちが滅入ってくる
この2つを経験して、ヒトは体を動かさないと調子が狂ってしまうことに気づきました。
介護やリハビリを必要とする高齢者は、足腰が弱くなってきたために転びやすくなります。
そのため外出するのに不安を感じたり、家で横になっているほうが楽な状況になりがちです。
そうならないためにも、介護予防の一環として体を動かすこととタンパク質など必要な栄養をしっかり摂ることが勧められています。
万一、介護が必要となった場合には、身のまわりのことがどれだけ自分でできるか。
どの程度、高齢者を介助する必要があるのかを見極める必要があります。
在宅医療の現場では、医師や看護師、リハビリ職の方々に加えて鍼灸マッサージ師も高齢者をケアする場面があります。
ご本人が安心して介助を受けられる、介助者が安全に介助できるためには、適切な知識と体の動き(ボディメカニクス)の理解が必要です。その一助になればと思い、動画を撮影しました。
無償で公開していますので、介護を受けている人とそのご家族や関係する職種の方々のお役に立てましたら幸いです。
寝返りを安全に介助する
起き上がりを安全に介助する
立ち上がりを安全に介助する
一部、音声が聞き取りづらい個所もありますがご容赦ください。
興味のある方、介護を必要とする方へのシェアおよび拡散も歓迎いたします。
※なお、実際の高齢者への介助は自己の責任において行ってください。